名古屋市緑区の痛くない歯科治療をめざす歯医者さん

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ミニマムインターベーションとは

ミニマムインターベーションとは

ミニマムインターベーション(MI)とは「最小限の介入」のことをいいます。

よく「できるだけ削らない治療」と誤解している人がいますが、違います。

一般の方だけならまだしも、我々歯科医にも多いので困ってしまいます。

確かに「できるだけ削らない治療」と言うと、とても耳触りがよく、とてもいい方法な感じがします。

しかしそれは「最小限の介入」とは一致しないことも多々あるのです。

例をあげますと、虫歯や歯周病が悪化する原因として、噛み合わせが関係することがあります。

その噛み合わせも原因として起こった虫歯に対して、ただ虫歯を最小限に削って、最小限に白く詰めるだけの治療で安心してしまうと、とんでもないことになります。

いくら虫歯だけを取ったところで、原因の噛み合わせを改善していないので、また虫歯になったり、虫歯以外のもっと悪い問題が起こったりします。

このような場合は、適切な噛み合わせの調整をおこなったうえで、虫歯を完全に除去し、構造力学的に問題のない適切な補綴物を選択し、その選択した補綴物に適する範囲で最小限の侵襲で治療することがミニマムインターベーションとなります。

もちろん、虫歯を最小限に削って、最小限に白く詰めることがいい場合もありますが、それは状況によるのです。

Dr.小塚

この記事の著者

医療法人 つゆくさ歯科医院
院長 小塚義夫